天国から守ってくれてるよ・・
孫が沢山いると、それぞれ個性があってとても面白い。
みんな遠くに住んでいるので、時々娘達から送られてくる動画や写真で、その成長ぶりを観るのが楽しみだ。
先日、長女のところの三人姉妹の一番下の小学二年の女の子の写真が送られてきた。何やら窓に向かって座り、手を合わせている写真だった。
「何してるんだろう?」
添えられたメールには、お盆に婿さんの父親の墓参りに行った時、納骨堂でお参りしたのを思い出しながら、言わば「墓参りごっこ」みたいな事をしていたらしい。
ズームして写真をよく見ると、窓際に置いてある二段の木製ラックの上に、小さな額に入った亡くなったじいちゃんの写真を置き、中央には供物を供える皿と両脇にはオモチャの花が置いてあった。
優しい男気のあるじいちゃんだった。60代前半で亡くなったじいちゃんは、この孫の顔を見る事はできなかった。
この孫の顔を見ずに天国に行ったじいちゃんと、じいちゃんの顔を見れなかった孫が、この「ごっこ遊び」の中で繋がっているような感じがした。
「何となく不思議な感じだなー」
天国のじいちゃんも孫の成長に目を細めている事だろう。