東京オリンピックがくれたもの

「最後まで諦めなければ夢は叶う」とオリンピックで金メダルをとった選手が言った。

オリンピックが開催された事に「感謝する」と言った選手がいた。

勝っても負けても、試合が終われば相手をリスペクトし、互いに抱き合い、称え合う選手たちがいた。

どの選手もこの日までコロナと闘い、同じ思いを抱いて、この舞台を目指してきたのだろう。

オリンピックが開催されるかどうか不確実なところがあったが、この舞台に立つことを夢見て、モチベーションを保ち、ひたすら努力してきた選手たち。

世界のどの国もコロナ禍にあって、選手たちはなんとかオリンピックにたどり着けた。

そして、私たちに最高のパフォーマンスを見せてくれた。

競技後に選手たちが語る言葉は、誠実で謙虚であり、スポーツを愛する純心な人たちの言葉だった。

それらの言葉が心に響いて感動した。

わが国の政治家も、なぜ選手たちの言葉が私たちの胸を打ち、感動を与えるのかを考えて欲しい。

「選手たちの魂の言葉を学んで欲しい」

私はどちらかと言えば、今でもオリンピックを開催したことに対しては否定的だが、オリンピックにかける選手たちの懸命な姿と、素晴らしい言葉の数々に触れ、心が洗われたような感じがしている。

感動を与えてくれた選手たちには、心から感謝している。