オリンピック本当にやるの?

オリンピックは開催されるのかなー。テレビを観ていても、開催の是非についてさまざまな意見が出ている。

大会関係者からは「未来に誇れるレガシーとして後世に遺すオリンピックになる」さらには「コロナにより分断された世界をスポーツで一つにしたい」などと開催についての意義を訴えている。

後世に遺したいレガシーって何なのだろう。

果たして50年後100年後の人は、今回オリンピックを開催した場合、どう評価するんだろう。

「開催して素晴らしい世界になった」と評価する未来人はどれくらいいるのだろうか。

むしろ様々なしがらみを断ち切り、人類の命を守る事を最優先にしたため、中止を決断し「幻のオリンピック」になったという方が、後世に語り継がれるレガシーになるような気もするけどなー。

オリンピックは「より高く、より速く、より強く」を極めた選手たちが集い、私たちにスポーツで感動を与えるスポーツ芸術だ。

このオリンピックを心から楽しむために、世界が平和で平穏と感じられる状況下で開催される事が、オリンピック開催の前提条件になるのではないだろうか。このような世界的なコロナ禍の中、リスクを抱えながら開催しなくてもと思ってしまう。

オリンピック開催の是非は別にして、国はもっともっと人を大切にし、コロナにより経済的苦境に立たされた人への救済、コロナによる格差、差別をなくす政策に全力を注入して欲しい。

人と人との心の分断を生まないように・・。