別れと出会いの時・・
三月は学生たちの卒業シーズン。色々な思い出を胸に、それぞれ新しい舞台へと羽ばたいて行く。
今年卒業する学生たちは、昨年からのコロナ禍で今まで経験した事のない大変な時を過ごし、特に小中高生は、いつもの年なら普通にやれた学校行事も自粛せざるを得なかった事が沢山あった。
この一年でもっともっと沢山の思い出を作る事ができたのに、それが叶わなかった一年だったと思う。
これはだれも恨む事ができない出来事で、それぞれが心の中でこの事実を消化して行くしかないんだろう。
今羽ばたいて行く新しい舞台の中でこの一年分を取り返し、さらに沢山の思い出を作る事ができるよう願っている。
私の孫たちは卒業の時期ではなかったが、先日小学4年の孫の女の子の終了式があった。学校から帰ってきた孫は、
「クラス替えはイヤだ!」と大泣きしていたそうだ。
それを見ていた私の娘も、もらい泣きをしてしまったと連絡がきた。そう言えば、5学年に進級する時はクラス替えがあるという事は聞いていた。
孫も今まで一緒にいたクラスメイトと別々になってしまうのかと思うと、悲しくてやり切れない想いが大泣きになってしまったのだろう。
普段あまり感情を表に出さない孫だからよほど悲しかったんだと思う。
「また新しい友達ができるから」と励ましたとしても、今は慰めにはならないんだろうなー。