「神田川」の思い出♪ ♪

私の学生時代フォークソングが全盛期であった。かぐや姫の「神田川」いい曲だったなぁ。

当時私は下宿をして学生生活を送っていたが、その歌詞の中にある、 ♪三畳一間の小さな下宿〜〜♪ というフレーズに、自分も同じく下宿しているというだけで共感をもち「神田川」の世界が、まるで今の自分の世界を書いた歌のように聴こえて来たものだ。当時こんな人沢山いたんじゃないかな・・。

とにかく思い込みが激しかったんだな。彼女もぜーんぜんいなかったのに、歌の儚さに胸を打たれたものだった。

冬の寒い夜、近くの銭湯に行った帰り道、♪小さな〜石けんカタカタ鳴った〜♪と口ずさみ、石けんケースが入った洗面器を、音が出るよう少し揺らしながら帰って来た事もあった。今考えるとかなり変な奴だったが、私にそうさせる「神田川」の歌詞が、素晴らしかったのだろう。

作曲した南こうせつが、何かのテレビ番組で、「神田川」が生まれた経緯について尋ねられた時、作詞家から電話で歌詞を伝えられたそうで、その電話中にメロディが舞い降りて来たという話しをしていた。世に出るべき美しい名曲は、こうして生まれるものなのだろか?

私にも宝くじナンバーズ4の番号が、天から舞い降りて来ないかなあー・・・。