信念を貫く・・大相撲11月場所
2横綱、2大関が休場し寂しい場所だったが、一人奮起の貴景勝が大関の重責を果たし優勝した。凄いプレッシャーの中、良く頑張ったと思う。
この貴景勝のほか強く印象に残ったのは小結の照ノ富士だ。貴景勝と優勝決定戦で敗れ優勝は逃したものの11月場所を盛り上げた。
3年程前、膝のケガをして当時大関の番付から陥落、序二段からの奇跡の復活で小結まで番付を上げ、今場所は13勝2敗の好成績で終わった。
彼はインタビューの中で「元の番付大関に戻る」という思いで鍛錬して来たという話をしていた。
「自分の力を信じてるんだな」
私からすれば幕内に戻って来れた事自体すばらしいと思うが、目標は更に上の元の番付である大関に戻る事だと言う。
そのため今場所から3場所二桁勝利を目指し、大関昇進の条件を満たす成績を残すと淡々と語っていた。
「いやー凄い覚悟だ」
私が仮に相撲取りだったとしたら、おそらく幕内に戻って来れた事で満足してしまうだろう。それをさらに自分に厳しく上を目指し、大関に戻るという強い信念のある言葉に感動した。
「信念にブレがないんだなあ」
この信念があったから奇跡の幕内復活があったのだと思うし、この先大関に復帰し、横綱への道も開けて来そうな気がする。
まあ焦らず膝の具合を見ながら夢に向かって挑戦して欲しい。