墓の修理・・気づかなかったな

45〜6年位前に、私の父と父の二人の弟が協力して建てたお墓の墓石の正面にキズが入ってしまった。

墓石のキズは気分が良くなかったので、石材業者に連絡し墓石を見てもらった。

今日、業者が来て状況を報告してくれた。キズについては何とかなるようだったが、それより墓を支えている土台の下に敷いてあるコンクリートの板が古くなり破損し、墓の右側の土台のカドが少し沈下しているとの事であった。

その写真を見せてもらったが、なるほど墓石が右側に僅かに傾いているのが確認できた。いつから沈下していたのか、素人目には全然気づかなかった僅かな傾きだった。

「さすがプロの目だな」

このままにしておけば、倒壊ということにもなりかねなかった。

「40年以上も経ってるからなー」

先祖さんが墓の中で「傾いているぞー!」と私に何度も知らせていたかも知れない。

しかし墓参りに行ってもザッと周りは見てくるが、墓から少し離れた目線で全体的な墓石の傾きなどは見ていない。

先祖さんもなかなか気づいてくれなかったので「ハラハラ」してただろう。

これを直せば、しばらく長持ちするだろう。先祖さんも安心してくれるかな。そう思うと不思議と嬉しい気持ちになった。