節分の日・・

私が幼い頃の節分の日「まだかまだか」と父の帰りを待っていた。

父が帰ると豆まきが始まる。

父の「鬼は外、福は内」の掛け声で、父と一緒に各部屋から玄関の外まで豆をまいて歩いた。当時、父は鬼役はしなかったと思う。

「鬼が家の中にいるのかな?」などと少し怖い気持ちもあったが、楽しみな行事だった。

妹と競い豆を拾って歳の数を食べた。

父は落花生が好きだったので、歳の数など関係なく次から次へと皮をむいて「ぽりぽり」美味しそうに食べていたのを思い出す。